平成20年度から、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とその予備群の人を早期発見し、その人に合わせた効果的な保健指導を医療保険者にて実施することが義務づけられました。
【特定健康診査】
対象となる人は、4月1日現在にて国保に加入している40歳以上75歳未満の人です。
受診方法
- 6月下旬に受診票を送付。
- 受診票のうち必要事項を記入の上、受診票と保険証、自己負担金を健診実施医療機関窓口へ提出。
実施期間
7月1日から8月31日まで
健診実施医療機関
安八町内の医療機関(安八診療所、吉田医院、岩田内科クリニック、石田医院、にわ整形外科、おおくま内科クリニック、山中ジェネラルクリニック)、安八郡内、大垣市墨俣町内の岩田医院と墨俣医院
健診項目内容
診察: 問診、診察、身体測定、血圧測定
血液検査: 中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、ヘモグロビンA1c、尿酸、クレアチニン、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP)、赤血球、血色素量、ヘマトクリット値、白血球、血小板
尿検査: 尿糖、尿たんぱく、尿潜血
心電図検査: 心電図
詳細な健診: 眼底検査
【特定保健指導】
特定健康診査の結果、「積極的支援」または「動機づけ支援」と判定された、生活習慣の改善が必要と思われる人には、保健センターから案内が届きます。
○実施方法:生活習慣改善のための個別面接・教室や家庭訪問によるアドバイスなど保健師や管理栄養士が訪問。
【特定健康診査、特定保健指導を受けないとどうなるの?】
強制力をもつ健診ではなく、罰則もありません。しかし、国の定めでは、特定健康診査の受診率や特定保健指導の実施率が低いと、保険者に「ペナルティ」として後期高齢者支援金の増額、つまり、医療保険の財源が少なくなるので、保険料も増加せざるを得なくなります。
逆に健診を受ける人が増えて病気の早期発見・予防ができれば、医療費抑制につながります。